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クラミジアに感染しても自覚症状がないって本当?

薬を飲む女性

性病と聞くと多くの人があげる名前にクラミジアがあります。
クラミジア感染症はクラミジア・トラコマティスという細菌によって引き起こされる感染症で、名前があがりやすいことからも判るように、最もポピュラーな性感染症です。
感染者の男女比を見ると男性よりも女性の患者数の方が多く、特に性行為に活発な29歳以下の女性の罹患率は大変高いといえるでしょう。
クラミジア感染症はわかりやすい自覚症状を出さない性病ですから、自分がクラミジアに感染していると気がついていない人の数も多く、女性の7割から8割、男性の半数が無症状であることがわかっていて、それが原因でクラミジア感染症が増加しているのも事実です。

女性は妊娠すると各種検査を受けますが、妊婦さんが知らない間にクラミジアに感染していたケースは全体の5パーセントほどいます。
クラミジアに感染してもオリモノが多くなったり痒みや痺れなどの不快症状があるわけではないので気がつくことがなく、他の病気の治療のために飲んだ抗生物質で治してしまっていたというのがよくあるケースです。

クラミジア感染症の元であるクラミジア・トラコマティスは本来非常に弱い菌であり、人の体の中でしか長期間生存することができません。
ですから性感染症以外で感染することはほとんどなく、複数の人と付き合っていなくても性行為をする相手が1人でもいればクラミジア感染することはあるのです。

体液で感染する菌ですから、一般的な性交渉のさいに男性尿道と子宮頸管の間で感染してしまいます。
その他にも、口や肛門を使ったオーラルセックスやアナルセックスなどをすることで咽頭や直腸にクラミジアが感染することもあるのです。
感染の予防方法としては性行為をする際にはコンドームをつけること、オーラルセックスなどはしないことがあげられます。
自覚症状がないために気がつかず、男女共に不妊の原因になってしまうこともありますので気をつけなければなりません。

クラミジア感染症の原因の多くは淋菌!?

クラミジア感染症と似たような性病に淋病があります。
淋病も同じように人間の粘膜に生息し、性行為などによって他者に感染していくのですが、淋病の検査を行った人の30パーセントほどにクラミジアの感染も見られています。
どちらも性行為やオーラルセックスが感染経路であり、咽頭炎になった場合でも咽頭痛や発熱などの自覚症状はほとんどありませんし、見た目も明らかな所見はありません。
したがって本人の申告以外に咽頭感染症を疑うことは難しいのが現状です。

一般的には無自覚ですが、他人と粘膜をあわせるような行為、コンドームなしの性交渉やキスなどの経験があれば、それがクラミジアの感染経路になりますから半年に一度くらいの割合で検査をすることがおすすめです。
コンドームなどの使用によって性器粘膜の接触がなかったり、お風呂場や空気によって感染するなどの間接的な感染は殆どありませんから、感染が判った場合には性行為のパートナーにも伝え、一緒に治療をしていきましょう。

クラミジア感染症は自然治癒することは基本的にはありません。
知らない間に治っていた、という話を聞いたことがある方もいるかもしれませんが、それは風邪や他の病気にかかったときに病院で処方された抗生物質がついでにクラミジアの細菌も退治してしまった、結果としてクラミジアが治っていたという場合であり、決して自然治癒したわけではありません。

しかし他の病気のための抗生物質でなくなったとはいっても、クラミジア感染症の治療のために医師の指示で処方されているわけではないので完全に治療出来ていない場合が多く、クラミジアの細菌は体の中に残ったままということも多いと覚えておきましょう。
的確に治療すること、そして再び感染しないようにコンドームの着用をするなど予防方法を確認するなども大切なことです。